今朝は、あま海苔、原木生しいたけ、しめじの味噌汁です。
4日(土)に、『いただきます~みそをつくる子どもたち~』の映画自主上映をしました!
60人余りの方にお越し頂いて、手前味噌ですが、大成功だったように思います。
私は、1月7日に、この映画を観ました。
観て、是非自主上映をしたいって思ったのは、2つポイントがあります。
一つは、店頭でもお客様からよく受ける質問なんですが、
「テレビで○○が身体に良いって(認知症に良いってとか)言ってたんだけど、どうなの?」です。
今は、連日のように健康番組と料理番組が放送されていて、
皆さんが右往左往されています。
日本人の体質にあった食事は、ころころ変わる食事法ではなくて、
この映画『いただきます~みそをつくる子どもたち~』の高取保育園の園児たちが毎日毎日食べている伝統的な日本の食事です。
この伝統的な食事は、○○に良い食事ではなくて、赤ちゃんから子供が健やかに育つ食事であり、お父さんお母さん、おじいちゃん、おばちゃんみんなが健やかに暮らせる食事であり、美味しい母乳になる食事であり、胎児が元気に誕生する食事であり、癌を予防す食事であり、生活習慣病を予防する食事であり、認知症を予防する食事であり、アレルギーを予防する食事であり、様々な病気を予防する食事です。
根本原理は、いたってシンプルです。
これを、知ってもらいたかった。
もう一つは、『いただきます』の意味を、もう一度伝えたかった。
食物連鎖の頂点にいる私たちは、植物や動物の命を頂いて命を繋いでいます。
『いただきます』は、“命をいただきます、ありがとうございます”という思いを言葉にしたものです。
でも、加工食品やインスタント、ファーストフードなど、食べ物が工場で作られるものが増えてきたら、命をいただくことへの感謝を感じられなくなり、
さらに、命をつなぐ場である“食卓の風景”も変わってきました。
それは、一番たいせつな命が、軽んじられるようになってきたと思っています。
『命が一番大切なんだよ』といいながら、食事を疎かにしても、塾を優先したり、仕事を優先したり、遊びを優先にしたりしているように思います。
命の優先順位が下がってきているように思います。
丁寧に食事を作って、大切に食事を食べることは、命を与えてくれたものたちへの、
感謝に繋がり、自分の命や大切な人の命を労わることにつながります。
とても暑い中を、電車や車を使って遠くからも来てくださって、
本当にありがとうございました。