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食中毒

食中毒が心配なシーズンです。殺菌の商品は溢れているし、異常なくらいに綺麗好きな日本人だけど、一向に食中毒も感染症も減少していないような・・・

食中毒では、同じものを食べたはずなのに「なんともなかった人」「下痢をする人」「さらに重症化する人」に大きくわかれます。

本当に菌やウイルスの問題であれば、全員が同じ症状を起こすはずです。

19世紀のドイツでコレラが大流行し、細菌学者のロベルト・コッホがその原因としてコレラ菌を発見しました。

これに対して衛生学者マックス・フォン・ペッテンコーフェルは異を唱え自ら致死量を超えるコレラ菌を飲んで見せるという実験を行いました!

この実験でペッテンコーフェルは下痢を起こしたものの、脱水症状などのコレラ特有の症状を発症することなく「コレラはコレラ菌によるものではなく、人体の環境の要因によって発病するものである」と主張しています!

人体の環境とは、個人の健康状態や基礎体力、自己免疫、自然治癒力のことです。

また、食育の始祖・石塚左玄は、軍医として陸軍の連隊で流行したコレラに対し、食事の時に胃酸を薄めることなく消化できるよう、水分の摂取を控える指導をすることで死者をだすことなく救いました。

現代人の基礎体力が昔の人と比べれば劣ってきていることもあるので、これだけ治るとは言いきれないまでも、食中毒に罹れば抗生物質と水分摂取と信じられている現代医学に疑問を感じるような事実です。

食中毒の予防には、よく加熱をする、料理をしてすぐ食べる、よく噛んで食べることです。よく噛んで食べることで、唾液の殺菌力を活かすこともできます。自己免疫力を最大限に発揮させることにもなります。

食養生をきちんと実践することで、食中毒のリスクから解放されるだけでなく、自己免疫力を上げることにもつながります。

日々の養生が効果的な予防であり、最善の治療になるのですね。

それにしても、ペッテンコーフェルさんの捨て身の人体実験には頭がさがります!

 

 

 

 

 

味噌汁

今日、8月9日は長崎の「原爆の日」です。

長崎に原爆投下直後から自らも被ばくしながら、勤め先の病院に入院していた患者や、被爆者の救護にあたった医師、秋月辰一郎氏がいます。

医療機器は消失し、薬品もわずかしかなかった中、玄米、わかめ味噌汁を与える一方で水を控えさせ、砂糖や甘いものを禁じ、治療にあたりました。

その結果、多くの患者や職員が原爆症を発症することなく、戦後を生き抜きました。

秋月医師も平均寿命を大きく上回る89歳という長寿をっまとうされました。

秋月医師はのちに「体質と食物」という著書に「その時私と一緒に、患者の救助、付近の人々の治療にあった従業員にいわゆる原爆症が出ないのは、その原因の一つは、わかめ味噌汁であったと確信している」と書いています。

最近の研究に、味噌のジコピリン酸に放射性物質を排泄する働きが強いことが報告されています。

味噌は植物性の蛋白質が豊富、ビタミンE、サポニンが過酸化脂質をおさえ、血中のコレステロールの低下、動脈硬化の防止、レシチン、食物繊維がコレステロールを低下させる、老化防止、イソフラボンが酸化防止、肩こりの解消、乳ガン防止、等々、体に良いことがいっぱいです。

季節の野菜とわかめを入れた味噌汁を毎日食べましょう。

 

サルコペニア?!

初めて聞いた言葉。

“sarco”は「筋肉」、“penia”は「減少、消失」を意味して1989年に提唱された比較的新しい造語で、「加齢に伴う筋力の低下および筋肉量の減少」だそうです。

サルコペニアは50歳以降に症状が顕在化してくるが、筋肉の減少と筋力の低下そのものは30歳を過ぎたころから徐々に進行してくるんだそうです!!!!!

平成19年度厚生労働省国民生活基礎調査によると、要支援・要介護となる直接の原因の21.5%はサルコペニアなどによる骨折、関節疾患によるものです。

サルコペニアを予防するには、高強度運動(筋力トレーニング)、良質のアミノ酸摂取、抗酸化ストレス対策。

しかし、症状が顕在化する高齢からでは、高強度運動はなかなか出来づらくなります。また、私のようにに運動が苦手な者にも。

バイオリンクはタンパク質が豊富、抗酸化物質が備わっている、食事と一緒に食べるので、継続が容易。

歳をとることは避けれないし、できれば介護とは無関係で歳をとりたい。

予防できることは今から継続しよう。っと。