今朝は、高野豆腐、聖護院だいこん、人参、春菊の味噌汁です。
大根と人参が続きます。
今年は、実家の畑で大根が豊作でした。
たくさん送ってもらったので、連日、食卓に上がっています。
この時期の大根は、甘くて瑞々しくて美味しい。
身体も、欲しているのか、連日食べていますが、飽きません!!
今日、お越し下さったお客様が、「お正月に酷い風邪をひいて、咳と痰がなかなか治らなかった」とお話をされました。
お話を伺っていたら、「酷い風邪だったんだけど、食欲はあったから~」と言われました。
「病気になったら、食事をしないといけない」と、思われている方が多いです。
食事をすると、消化吸収にたくさんのエネルギーを使います。
体に食べ物が入ってくると、そのまま胃や腸においておくと腐敗するので、とにかく、エネルギーを消化吸収にまわします。
ウイルスなどが身体に入ってきて、粘膜で防御できずに、体内に入って感染してしまうと、身体は、獲得免疫という、ちょっと高度な免疫反応でウイルスと闘います。
この高度な免疫反応は、大量のエネルギーを必要とします。
だから、たとえば、インフルエンザに感染すると、高熱がでて、身体がだるく、食欲もなくなって、こんこんと眠りにつきます。
それは、身体が、爆発的に増えたウイルスと闘い、ウイルスに感染した細胞やウイルスの死骸を掃除して、新しい細胞に修復するために、エネルギーを集中させているからです。
だから、そこで食べてしまうと、闘うエネルギーが消化吸収に回されてしまって、思うように戦えず、その上、細胞の修復もままならず、治りが悪くなってしまいます。
風邪でなくても、体調不良の時は、少食にしたり、一食抜いたりしてみてください。
ちょっと複雑な免疫が働く前には自然免疫といって、とにかく、四六時中働いて、私たちの身体を外敵から守ったり、古くなった細胞や変異(癌など)細胞や不必要なものを掃除する免疫が働いています。
この自然免疫も、暴飲暴食や砂糖や肉や乳製品など、とにかく食べ過ぎで働きが悪くなってしまいます。
食は命です。