今朝は、ながいも、ゆば、あまのりの味噌汁です。
今朝も美味しい♪
昨日は、バイオリンクを販売されている関西の薬局、薬店さん総勢34人で、
岐阜県にある高田水産(http://e-ayu.com/)へ、鮎を食べに行ってきました!
高田水産さんは、鮎の養殖をされています。
高田社長さんは、今から、30年くらい前に、お父さんの病気を機に、お父さんがされていた鮎の養殖業を引き継がれました。
高田社長さんは、それまでは建築の仕事をされていたので、鮎の養殖は全く知らなかったそうです。
当時は、琵琶湖で捕った鮎の稚魚を養殖されていたそうですが、琵琶湖から取り寄せた稚魚は
病気になりやすく、成魚にするまでにはどうしても薬を使わないといけないし、
薬を使ってもなかなか育たなかったり、さらには、薬が効かなくなるので薬の量はどんどん増えていく一方だったそうです。
また味にも納得がいかなくなっていた頃に、ふと「こんなに薬を与えている鮎を自分の子供にたべさせれるかなぁ?」と考えたそうです。
それで、子供たちに安心して食べさせられる健康的な鮎を育てたいとの思いから、
採卵・孵化からの養殖に取り組みだされます。。
最初は何もわからなかったので、稚魚に与える餌は、生育に適している配合飼料を使ったそうです。
稚魚の食いつきもよくて、みるみる内に大きくなったそうです。
しかし、ある程度まで育つと、それ以上大きくならないし、稚魚を出荷した養殖場からは、成魚になる前に死んでしまうというクレームが殺到したそうです。
出荷した養殖場さんに聞くと「体は立派だけど、内臓が小さい」と言われたそうです。
そこで、天然鮎の稚魚が食べているような生物飼料に変更しました。
生物飼料とは、プランクトン(ワムシ)のことです。
そこで、このワムシの生育から手がけられました!
通常は、飼料用のワムシはパン酵母を与えて増やすそうですが、
それだけでは、なかなかワムシが増えなくて、稚魚に十分な量を与えることができなかったそうです。
そんなときに、バイオリンクの製造・販売元のクロレラ工業の“水産用種苗用クロレラ”を紹介してもらったそうです!
このクロレラを与えることで、ワムシが安定して増やせるようになったそうです。
また、クロレラを食べて育ったワムシを食べさせた稚魚は、体がなかなか大きくならないのですが、ある一時期を過ぎると、ぐんぐん大きくなって、エラがしっかりして、心臓も大きく、内臓もぎっしり詰まっていたそうです。
さらに、天然鮎の特徴の下顎側線孔という下あごの裏にある針でついたような穴も、
きれいにそろって出るようになったそうです!
普通の養殖よりも、手間と時間、お金(クロレラ代は、パン酵母代に比べると数十倍高いそうです)をかけて育てた鮎は、お客様から「身が締まって美味しい」と言われるまでになったそうです。
さらに、安心・安全!!
私は今回で2回目の高田水産の鮎ですが、
「身がしまっていて、内臓の苦味がくどくなくて本当においしいくて、塩焼きと刺身は絶品です。」
高田社長さんは、配合飼料と生物飼料の違いを
「あくまでも個人的な考えと前置きされて、配合飼料は手軽で栄養やカロリーが高く、消化が早い。鮎にとってはファーストフードのようなもの。体は大きくなるが健康的な食事とは言えない。
それに対して、ワムシは“命”を丸ごといただく生鮮食品。その栄養をしっかり吸収しようと稚魚の内臓も発達して元気な鮎に育つのではないでしょうか。ワムシも鮎も人間も、生物は全て口にしてきたものでできているのに変わりはない。小さい頃の食事がいかに大事かがわかります」と言われました。
さらに、「このクロレラの何かが、とても良いんです。何かはわからないんですが。」とも言われていわれました!
実際、ワムシを食べるのは、稚魚の間までで幼魚になってからは、配合飼料でも病気をしにくくなるそうです。
トマト薬局では、母乳育児を通して、食事の大切さを発信していますが、
改めて、食育の大切さを実感しました。
今月は、24日(土曜日)に母乳育児会を開きます。