栄養学的な面から、母乳の素晴らしさを書きますね!栄養学的以外も凄いんですけど。
哺乳動物であれば、どんな種であれ“母乳”は自分のこどもを育てるのに最適な条件をそなえています。そこで、栄養面からみたヒトの母乳の特質を調合乳(牛乳)と比較してみます。
母乳に含まれる糖は乳糖とオリゴ糖です。乳糖はあらゆる哺乳動物の乳汁中の主要な糖類で、乳汁中に含まれる乳糖の量は脳の大きさに比例すると言われています。動物の中で脳が最も大きい(正確には体重に対する脳重量の比が最大の)ヒトの乳汁は、乳糖の含量が最も多く、100mlあたり7~7.5gで、牛乳は4.5~5gです。
乳糖は乳児の全身のエネルギー消費量の約37%を占めますが、その大部分は脳で使用されると推定されています。乳糖はブドウ糖とガラクトースがくっついたものです。
脳のエネルギー源として使われるのはブドウ糖だけですが、ガラクトースも、糖脂質、糖タンパク質、ムコタンパク質などの構成成分として脳の構築に関わり、脳の発育にかかせません!
乳児はブドウ糖単独の甘さよりも乳糖の独特の甘さを好みますので、乳腺で乳糖が合成されるのは赤ちゃんの嗜好に合っています!!!しかも、乳糖の合成量は母親の栄養とは無関係です!!!母親の食事量が少なくても、必要量の乳糖は作られるんですね!
乳糖は消化管からのカルシウム、亜鉛、などのミネラルの吸収も促進します!
オリゴ糖は、ブドウ糖、ガラクトースなどの単糖が3~10個、鎖状にくっついたもので、母乳中に存在するオリゴ糖は1㎗あたり、1.2gで、牛乳中は0.1gではるかに多いです。
オリゴ糖は赤ちゃんの消化管でバクテリアの侵入を防ぐと同時に、善玉腸内細菌の代表であるビフィズス菌の繁殖を刺激します!!!これは、母乳哺育の良い理由の一つです。
母乳で育てた子供はIQが高いと言われる由縁かもしれません。
母乳には多くのメリットがありますので、子供はできる限り母乳で育てることを勧めます。お母さんの食事は母乳の栄養素に反映しまので、お母さんは食事に充分に気をつける必要があります。
例えば、ダイオキシン類。お母さんの体内に蓄積しているダイオキシン類を解毒すれば、母乳からダイオキシン類を追放することにもつながります!!!
バイオリンクを食べているお母さんの母乳中のダイオキシン量は全国平均のダイオキシン量をはるかに下回っています!!
バイオリンクもすばらしい!