昨日はバイオリンクの勉強会で、クロレラ工業、学術博士、菅野先生の講演を聴きました。
その中で“葉酸”の気になる話がありました。
葉酸の役割
- 胎児の神経管閉鎖障害の予防・・・赤ちゃんの神経系の元(神経管)が上手く作れない病気。神経管下部に問題があると、「二分脊椎」と呼ばれ、歩けなくなったり、膀胱や直腸が機能しなくなることがある。また、神経管の上部で問題が起きると、脳が上く作れず、「無脳症」になり、流産や死産の割合が高くなる。これらは積極的な葉酸の摂取で70%近くも発症のリスクを低減できるといわれています。
- 貧血の予防
- 動脈硬化の予防
- 細胞の生成を助ける。・・・細胞の入れ替わりの激しい粘膜に影響が出やすいので、口内炎、喉の粘膜の炎症がよくおこる方は不足。
- 心筋梗塞、うつ病、ガンも関連しています。
葉酸はサプリメントなど合成の葉酸と、食品中の葉酸とでは、少し形が違い、吸収や過剰症などがあり、注意が必要です。
葉酸の摂り過ぎは、亜鉛の不足を招き、ビタミンB12の不足を隠すことがあります。
合成の葉酸は吸収は良いのですが、発ガンや喘息発作発症のリスクが高まります。反対に食品由来の葉酸は吸収は悪くなりますが、それらのリスクには影響をあたえないことが知られています。
以上のように、「葉酸」は妊娠中は勿論ですが、それ以外の時も必要な栄養素です。日本人は摂取量が少ないうえに、吸収力も外国人と比べると低いです。
また、妊娠中に葉酸の摂取を奨励をしていますが、妊娠初期の女性は奨励量の半分程度しか摂れていません。胎児の神経管形成は受精後18から27日ころで、多くの妊婦が妊娠に気づき始めるころですので、妊娠の可能性のある女性は日ごろから、葉酸の摂取を心掛けることが大切です。
バイオリンクには葉酸は勿論ですが、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB,C,E、D、ビタミンB12、ビタミンKなど、妊娠、授乳期に必要な栄養素がバランスよく含まれています。
また、ダイオキシン、水銀、鉛などの有害物質を体外へ排除します。
天然、添加物なし、一物全体食です。