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残留農薬の人体への影響

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住友化学を悩ます「農薬問題」 ~ 問われる人体への「深刻な影響」

選択 2012年11月30日(金)20時55分配信

最近、懸念が強くなっているのが人の健康への影響だ。
青山美子医師(前橋市の開業医)と平久美子医師(東京女子医科大学)によれば、ネオニコ系農薬は人に摂取されると中枢神経系、自律神経系、骨格系に関連する多様な症状を引き起こす。脈の異常、指の震え、発熱、腹痛、頭痛、胸痛、短期の記憶障害も起きる。
〇四年と〇五年に群馬県内で松くい虫防除にネオニコ系農薬を送風散布装置でまいた直後、多数の患者が受診したが、症状の出方が動物実験の結果とよく似ていた。
また、国産の茶飲料と果物を大量に連続摂取した患者が、同様の症状で受診している。日本では、茶葉や果物、野菜へのネオニコ系農薬の残留基準が欧米にくらべて桁違いに緩やかに設定されていることが背景にある。
これらの結果から平医師らは、ネオニコ系農薬は(欧米では多くが使用禁止になっている)有機リン系農薬より安全とはいえず、使用者だけでなく、一般市民にも健康影響を及ぼすと結論づけている。
脳神経科学者の黒田洋一郎・元東京都神経科学総合研究所参事研究員によれば、米国や日本で九〇年代以降、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)など子どもたちの脳の発達障害が激増した。原因として神経毒性をもつ殺虫剤が疑われており、米国で疫学調査の結果が出始めている。
まず一昨年、より多くの有機リン系農薬に曝露された(摂取した)子どもにADHDになる率が高いことが示された。続いて昨年は、有機リン系農薬の曝露で子どもの記憶や知能指数(IQ)に悪影響が出ることを示した研究が三つも発表されている。
ネオニコ系農薬は有機リン系農薬と同じように、人の重要な神経伝達物質の一つアセチルコリンの働きを攪乱する毒性をもっており、発達障害の原因になる可能性が大きい。
ニコチンについては、妊婦が喫煙すると早産、低体重出産、ADHDなどの悪影響が出ることが分かっているが、ニコチンと似た構造のネオニコ系農薬に同じ毒性があっても不思議はない。
しかし、現在の農薬の安全性評価では以上のような危険性は全く考慮されていない。このため研究者や市民団体からは「疑わしきは使用せず」という予防原則に基づき、有機リン系農薬やネオニコ系農薬の使用を禁止すべきという主張が出ている。

 

昨日、お友達の綾ちゃんの安達太陽堂4代目の薬剤師あやブログを読んでから、有機リン系農薬とADHD関連の記事を探してみていたら、出てくる、出てくる。

上の記事にもあるけれど、「疑わしきは使用せず!」が当たり前だけど、実際は「グレーはok」、「因果関係がはっきりしないので禁止はできない」が現実。酷いよね!!!

やっぱり、皆に、特に若い世代には絶対にバイオリンクを飲んでほしい!!!

そして、「疑わしきは使用せず!」が当たりまえの世の中になってほしいな。