今朝は、とうふ、ほうれん草の味噌汁です。
7日(日曜日)に「いただきます みそをつくる こどもたち」という、ドキュメンタリー映画を観てきました。
この映画は、このブログでも何度か書いたことのある、福岡県、高取保育園の日常をおったドキュメンタリー映画です。
高取保育園は、1968年に、前園長の西福江園長が、「知育、体育、徳育の根源に食育がある」をもとに、無農薬有機栽培の農作物を取り寄せ、無添加の調味料を使った玄米和食の給食を提供している保育園です。
私たちの身体は食べた物から作られているからです。
日本人には、日本人が古来から食べ伝えてきた和食が心身に合っているからです。
高取保育園の給食には、必ず玄米ご飯と味噌汁がありますが、その味噌全てを年長の園児たちが仕込んでいます。
毎月100㌔の味噌を作るそうです。
私がこの映画の中で、とても印象に残ったところは、
高取保育園では、年長さんが卒園を前に、次の年長さんになる年中さんに、味噌作りを伝えるとても大切な行事があります。
「高取保育園では味噌作りは、イベントではありません。」とナレーションがながれます。
それは、園児たちが、理屈ではなく日々の生活の習慣のなかで、食べた物が心身を作ることを、
食が命を繋ぐことを知っているからです。
美味しいそうに味噌汁を飲み干して、満足そうな一歳くらいの園児さんをみて、ふと涙がこぼれてきました。
この映画には、私たちが忘れていた大切ことを、思い出させてくれるような気がします。
1月19日まで、十三のシアターセブンで上映をしています。
お時間があれば是非観てください。
トマト薬局でも、「いただきます みそをつくる こどもたち」を自主上映したいと思っています。
日時が決定をしたら、ブログでもお知らせをします。
私も、味噌汁を毎日食べています。
味噌は、とても優れものです。
劇中で、東京農大の小泉武夫名誉教授が、日本フリーラジカル学会が、世界の醗酵食品の中で、抗酸化食品を調べたら、1位が味噌、2位テンペ(インドネシアの納豆)、3位納豆だったと言われています。
抗酸化とは、老化やがん、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす活性酸素を抑える働きのことです。
同じく、劇中で、「日本人の体質」の著者で内科医の奥田昌子医師は、味噌など伝統和食の知恵が遺伝子レベルで解明され、科学的根拠が裏付けされてきたと言われています。
味噌汁を食べて“身体に効くわぁ”なんて感じていませんが、
味噌汁を食べると、ご飯が食べたくなるし、味噌汁は美味しい~と、しみじみと感じます。
この感覚をゼロ歳児から覚えることが、病気になり難い、病気に負けない心身を作ると思っています。
是非、これからママやパパになる方や、おじいちゃん、おばちゃんになる方は、味噌汁を作って食べて下さい。
バイオリンクも忘れずに♪