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腸内細菌叢と脳や心の病気。

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今朝は、ブッコーリの軸、キャベツ、にんじん、出汁をとったあとの日高真昆布の味噌汁です。
脳が身体全体をコントロールしていて、身体の細胞は、脳からの一方的な指令に従って働いていると考えられてきました。
2000年に入ってから、身体の多くの細胞からホルモン以外の生理活性物質が分泌されていることがわかってきました。
ホルモンは、脳の視床下部の指令を受けて分泌されるので、脳の支配下にあります。
でも、この生理活性物質は、身体の多くの細胞から分泌されて、脳のコントロールは受けずに、細胞間同士で密接に情報交換をおこなっていることがわかってきました。
さらに、細胞間同士だけでなく、腸内細菌叢までが、メッセンジャー物質を分泌して、
身体の細胞と双方向の情報を交換していることがわかってきました!
『脳が全身を支配する』と言う考えから、『人体は巨大なネットワークである』という考えにかわってきました。
つまり、主従関係が見いだせないけど存在している!!
今まで、「脳の病気」「心や精神の病気」と考えられてきた疾患が、腸内環境や腸内細菌叢の影響を多くうけていることがわかってきました。
脳と身体は“血液脳関門”というバリアで隔たれていて、様々な有害物質から脳は守られていると考えられていました。
しかし、様々な生理活性物質を検出できて、測定できることが出来るようになって、
脳と全身細胞、腸内細菌叢はお互いに影響をおよぼしあっていることがわかってきました。
さらに、血液脳関門は固定的なバリアではなく、非常に活発に物質のやり取りをしていることもわかってきました!!!
脳内で分泌される神経伝達物質のほとんどは、腸管内でも分泌されていることがわかっています。
そしてこれらの神経伝達物質は脳の支配をうけずに、腸管のぜん動運動や消化吸収機能を調節しています。
私たちの心と身体は別々ではなく、一つながりであり、命の営みは、身体に棲む様々な菌類をはじめとして、様々な生命のネットワークによって営まれています!
食事を整えること、是非、バイオリンクをご活用ください。
さぁ、春爛漫も、バイオリンクと味噌汁でにこにこで過ごします\(^o^)/
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