今朝は、昨晩の残りの豚汁です。
珍しく、豚汁がのこりました。
久しぶりの雨の朝です。
意外に暖かい雨です。
“麹のレシピ”おのみさ著を買ったのは10年前になります。
この本の中に「麹は日本のオリジナルである」というフレーズに惹かれて買いました。
“アスペルギルス・オリゼー”
「麹は蒸した米にカビの仲間である麹菌という微生物をはんしょくさせたものです。
カビを使った発酵食品は韓国、中国、東南アジアにもありますが、日本の麹菌と同じ種類のカビを使う国は他にありません。」
だから、アスペルギルス・オリゼは国菌といわれています。
麹菌はタンパク質やでんぷんを酵素の働きを使って、アミノ酸や糖に分解して、
私たちが消化吸収しやすい形にしてくれます。
それだけでなく、栄養素も増やしてくれます。
醤油や味噌に使う大豆は、栄養価も高い食品ですが、サポニンという植物毒も多く含んでいます。
そのために、大豆そのものを食べることは、消化が悪く、返って胃腸をこわしてしまいます。
それを麹菌と合わせることで、消化吸収しやすく、植物毒を消し、さらに栄養素を増やしてくれる!!
そして、美味しくも
麹菌を使った醸造品は最も古いのが酒で、奈良時代の書物に出てくるそうです。
何百年も前から食べ続けてきたものは、その時代に起こった危機を乗り越えて、命を繋いでくれたものです。
新型コロナウイルスという新しいウイルスが登場した今こそ、伝統的な食べ物をいただき、
先祖の叡智を活かす時です。
味噌汁とバイオリンクとご飯を食事の中心に据える食事をお勧めしています(^_^)v